津和野日誌

津和野日誌

DIARY

「その地の見方」を変えた屋久島旅。— ガイドがつなぐ、自然と暮らし

久しぶりに純粋な旅行として訪れた屋久島。
仕事の視察ではなく“旅人として楽しむ”モードに切り替えたことで、観光の本質に触れる時間になりました。

今回は、3泊の行程のうち、1日を現地ガイドと一緒にゆっくり。
「この天候ならここでこう遊べる」「この季節はこの生き物が見られる」——そんな自然との付き合い方の提案が、ただの景色を“物語のある体験”に変えてくれます。
倒木の上に根を張る樹齢数百年の杉、雨がもたらす豊かな水、そして水力発電が日々の暮らしを支えるしくみ。ガイドの言葉が、景色に“意味”と“時間軸”を与えていく感覚がありました。

食卓も印象的でした。惣菜屋の量り売りを活用したり、調味料を買い足して暮らすように滞在
雨の日も前提にした遊び方があるから、天気任せではなく島のリズムで過ごせます。
気づけば私たちは、自然だけでなく自然と共に生きる人の生活そのものに惹かれて、島のファンになっていました。

この体験は、津和野で取り組むファンベース型の観光にも直結していると感じました。
“何を見るか”より“どう存在し、どう関わるか”。
地域資源(環境)への理解は、観光を関係性の入口へと変えるのだと実感しました。

耳から旅をどうぞ。今回のエピソードでは、屋久島での学びを津和野の観光づくりに重ねて語っています。

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